(仮訳)インド産のチャダイゴケ類の一種、Nidula shingbaensis
Das, K. & Zhao, RL., 2013. Nidula shingbaensis sp. nov., a new bird’s nest fungus from India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000125/00000001/art00006 [Accessed October 8, 2015].
【R3-02268】2015/10/09投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インド、シッキム州で採集されたチャダイゴケ類の一種を検討し、Nidula shingbaensisとして新種記載した。
本種は殻壁の内面が帯黄色、小塊粒が褐色で表面が不規則な皺状であり、殻壁が6層からなることで他種と区別された。
また、コチャダイゴケ属の予備的な検索表を掲載した。
India, Sikkim, North District, Shingba Rhododendron Sanctuary

(新種)

Nidula shingbaensis K. Das & R.L. Zhao
語源…Shingba産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Nidula emodensis
肉眼的形態がかなり類似している
本種より殻壁の丈が低い
本種と異なり殻壁外面が白色、黄褐色、粘土桃色ではなく煤灰色
本種より小塊粒のサイズが比較的小さい
本種と異なり小塊粒が成熟時ほぼ黒色
本種と異なり殻壁の層の数が6でない
Nidula candida(ルツボチャダイゴケ)
肉眼的形態がかなり類似している
本種より子実体のサイズが大きい
本種より殻壁の丈が高い
本種より殻壁が強いフレア状
本種より小塊粒のサイズが大きい
本種と異なり殻壁の層の数が6でない
Nidula macrocarpa
肉眼的形態がかなり類似している
本種と異なりインドではなくアルゼンチンおよびチリに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より小塊粒の直径が小さい
本種と異なり殻壁が6層ではなく1層からなる
Nidula niveotomentosa(コチャダイゴケ)
本種より殻壁の丈が低い
本種より小塊粒の直径が小さい
本種と異なり殻壁が6層ではなく2-3層からなる